2020.6.6
お母さんは、昨日の日記のことは記憶にない(泣)、と言っていた。そっか、そうなるとなんだか僕の作り話のような気がしてきた。だけれど、過去ってそんなもんだ。記憶って本当曖昧だし、僕がこれでテキストにしなかったら、この話はきっと忘却の彼方へすっ飛んでいっていただろうし、そもそもこの話が本当かどうかも怪しい。 だけれどこのエピソードが、本当かどうかは別として、なんでこんなことを覚えているんだろう、なんで僕は忘れられないんだろうと考えると、考えつくところは、本能的に忘れてはいけない、か、もうすでに自分の性格を作って ...
2020.6.5
今日はお母さんの誕生日だ。今日で60歳になるらしい。いつの間にか、そんなに歳を重ねていた。あっという間だ、本当にあっという間。歳をとったなぁ。いよいよ本当にクソババァだ。 18歳を卒業するまでは一緒に暮らしていて僕が今30歳だから、親のもとを離れて12年が経ったことになる。この12年のあいだにお母さんと何回顔を合わせたのだろう。とくに近頃は一年に一回くらいしか会えていないから、そう考えるとすごく寂しい気持ちになってくる。 さっき電話をしたら、今日もいつもどおり仕事をして、仕事終わりに少し運動をしてちょうど ...
2020.6.4
誰かと一緒にいる。ということはつまり、自分ひとりでいるわけではないということで。 だんだんと夏らしい日が近づいてきた。気温も25度近くになり半袖で過ごせる爽やかな時期。僕は半袖で過ごしていると、とても快適だったりするわけだけど、中には長袖でクーラーを効かせたい人もいれば、同じ半袖でもクーラーを効かせたい人もいるし、僕はクーラーはちょっと肌寒いなと思うけれど、誰かと一緒にいる、ということはつまり、同じ部屋にいる人たちに合わせるのがそりゃ筋だろうと思ったりするわけで。 クーラーを入れるなら長袖で出勤したいし、 ...
2020.6.3
今更だけれど、マスクにメガネの組み合わせは、ストレスが多い。マスクをしているからと言ってしゃべらなくなるわけではないし、マスクに関係なくよく笑う。だけれど、笑ったりしゃべったりすると、当然だけれどメガネが曇る。そしてメガネが曇るたびに、僕は少し、憂鬱な気持ちになっている。 一度憂鬱な気持ちになった経験をしてしまうと、そこからどんどんとマスクを外したくなってくる。なんだか耳も痛いような気がしてくる。粗探しをするかのようにどんどんマスクが嫌いになってくる。開放感を、手に入れたくなってくる。 と、マスクに対して ...
2020.6.2
昨日は月に一度の写真部の活動だった。 写真コンテストの批評もやって、構図があーだ、色がこーだと言いながら、あっという間に2時間が過ぎた。写真を撮ることも、見ることも、話すことも、すべてが楽しい。そんな風になったら良いなと思った。 みんなが何を考えているのか、何に魅かれているのか、何にレンズを向けているのか。写真から想像するみんなの日常が、たまらなく面白かった。みんな、面白い視点を持っていて、そもそも面白い暮らしを送ってるんだな、と思った。 僕がなんちゃって講師をやっているから厳しいわけでもなく、僕もビール ...
2020.6.1 「見たい」という衝動に駆られることのない写真たち
酔っ払って、写真を撮っていたことさえ忘れることがある。まあ、5月30日に撮った写真は覚えていたけれど、とはいえ確認するまでに2日もかかってしまった。酔っ払って撮る写真はたいてい、ろくなもんしか写っていない。忘れていたことを思い出すにはちょうど良いかもしれないけれど、それ以上のことはないし、撮った写真を見たいと思う衝動にかられることはあまりない。 そんなことをぼんやり考えていたら、酔っ払って撮った写真に限らず、すぐに見たいと思う衝動が最近ないな、むしろ撮ってから少しほうっておいて、あ、そういえばこんなん撮っ ...
2020.5.31
5月の最後の日の今日、1ヶ月の滞在予定がコロナの影響により2ヶ月半ほど伸びて、結局3ヶ月半ほど離島に滞在した空ちゃんが帰って行った。 9時50分発のフェリーは、菱浦からは空ちゃんひとりしか乗船する人はおらず、相変わらず往来する人が少なかった。きっとがらんとした船内。こんなときの船旅って、どんな気分なんだろう。そして辿り着いた本土は、どういう雰囲気なんだろう。 涙なみだのお見送りを終えて、午後。空ちゃんからありがとうございました、という感謝と、写真を撮ってもらい忘れたので、今度会ったときに撮ってくださいー! ...
2020.5.30
雑誌の表紙に、いつか自分の写真が使われたらな、なんて憧れがかつてあった。歳を重ねるごとに強い憧れは遠い憧れへと変わり、いつしか雑誌の表紙に憧れていたことなんて忘れてしまっていた。 機会は突然に来るものである。仕事をいただいて初めて知ることとなった雑誌ではあったけれど、何はともあれとにかく表紙だ。これで僕は、表紙を飾った男である。studio voiceとかswitchとか、憧れた雑誌とはジャンルは違うけれど、表紙は表紙で、嬉しいものは嬉しい。 こう言う時にふと、やっぱり、パッとしないながらも写真を続けてい ...
2020.5.29
2年前にソトコト に取材していただいた記事が、嬉しいことに再アップされていた。 2年前の僕は、そのときから老いていて今よりも血の気がなく、それからは我慢と発散、睡眠と夜更かしのあいだで揺れ動いた2年間だった。 2年間、時が経つのはあっという間だな。 https://sotokoto-online.jp/1209 読み返すとところどころ、自分からは決して出てこない言葉の使い方だったり表現があり、このときは本当にライターに助けていただいていたんだな、と今になってわかる部分がある。2年前、イケイケだったけれど、 ...
2020.5.28
昨晩、辻井伸行さんのウィーンでの演奏をyoutubeで見ていたら、ものすごく泣けてきた。なんでだろう、良いのはわかるけれど、それを超えて、”すごく”良かった。かさかさしてた目の、奥から涙がぐぅっと滲んできた。 12年も前に父さんに買ってもらったBOSEのヘッドフォンに無理をしてもらって音を最大にして、静寂と、ピアノの音とたまに観客から聞こえる咳込んだ音で、一緒に緊張して聴いていた。リストのラ・カンパネラを聴いていた。 細野さんが、良い音は、いくら大きくしてもうるさくならない。逆に、どんなに小さな音でも不快 ...
2020.5.27
シェアハウスの住人、鈴木くんから「ジヴェルニーの食卓」という本をお勧めしてもらい、読んでいる。 人から紹介されると、自分のなかからは決して出て来ない選択肢に出会えるから、面白いと思っている。もちろん、的外れなお勧めをされることもあるけれど、その人からそれなりに知性が感じられて、文系な気配が少しでも感じられたら、そんなにミスマッチが起こることはない。今回もそう、この本に出会えて良かった。まだ読み切るまでには時間がかかりそうだけれど、読み進めたい気持ちと、終わって欲しくない気持ちが、この本に対して湧いている。 ...
2020.5.26
風呂場で、シャワーを浴びるついでにいつも頭を刈るのだけれど、年に一度くらいの頻度で、バリカンの歯にソケットを装着し忘れて頭を刈ってしまうことがある。いつもなら3ミリで刈りそろえるところが、ソケットなしで直接刈るといわゆる5厘刈りで、1ミリにも満たない短さになってしまう。 数日前に、そうなってしまった。 その1ミリにも満たない髪の毛の長さは、まず見た目が変わる。髪の毛があった黒い部分は、青い見た目に変わる。手触りも、シャリシャリからジョリジョリに変わる。何より肌感が増す。自分自身けっこうイッたな、と毎度思う ...



