diary

2019.12.20 30歳の僕

僕は今年の夏に、30歳になった。ゆとり世代がいよいよ、30代突入だ。

しかし、30代に突入したからといって、何か特別なことが起こるわけでもない。強いて言うなら30歳になったことにより、周りの目がより気になるようになったくらいか。

30歳のわりに、周りに比べて頭が薄いんじゃないか。
30歳のわりに、稼ぎが少ないんじゃないか。
30歳のわりに、落ち着きがないんじゃないか。
30歳のわりに、常識がないんじゃないか。

そんな、まわりの30歳に引け目を感じながら暮らしているときに届く「30歳の成人式in松江」という招待状。(んんんんんなんじゃこりゃ)

少し調べてみると、「30歳の成人式in松江」は、平成26年が最初なので、6年間も続いているイベントになるが、僕が20歳の成人式を迎えた時にはまだなかったイベントだ。まだ認知度は低いのだろう。招待が来るまで、僕はこのことを知らなかった。

10年ぶりに再会するある種の恐ろしさを孕んだこのイベントは、招待の方法から恐ろしいところがある。LINEの中学校のときの同級生グループにどんどん追加されていく、というところだ。今やそのグループラインは50人以上に膨らみ(意外にまだ少ないが)、どんどん懐かしい名前が追加されては「おぉ、こんなやついたなぁ」と懐かしむところから始まる。

しかし、懐かしんでばかりではいられないのがこのイベントの恐ろしいところだ。このイベントの真の恐ろしさは、追加される女の子たちの名前が変わりまくっているところにある。こ、これはだ誰だ?と、知らない苗字がバンバン追加される恐怖。同級生、みんな結婚したの…?と、なる。

…。

……。

やめた。書いてて哀れな気持ちになってきた。

だけど、なんだかんだ言って、久しぶりにみんなに会えたらどんなに素敵だろうなぁと、年始のカレンダーを見ながら思うのだった。

-diary