diary

銀杏が美しい。

昨晩、忘年会の二次会でスナック三休に行ってからの記憶が、怪しい。

山斗さんが吉幾三の「俺ら東京さ行くだ」を張り切って歌っていて、見飽きるほどに何度も見てるのに相変わらずそれにげらげら笑って、笑ったあとの口と喉を潤すためにビールのきゅ〜と飲んだら、そのあたりからだんだんよくわからなくなってきて、「あぁ…、もうどうでも、なんでも良いや」と”若者らしく”投げやりになってしまいそうだった。そのあたりの前と後の記憶が、怪しい。

飲み会の余韻は、翌朝の二日酔いの症状と比例して残る。昨晩は幸い、ビールしか飲まなかったから、あまり残らなかった。でも、食欲は湧かなかった。


午後、隠岐神社にいく用事があった。数週間ぶりに参道を歩くと、銀杏が美しく散っていた。

用事を済ませ、宮司さんと少し雑談をした。最近、個人的に御神木に興味があったから、隠岐神社の御神木について伺ったら、隠岐神社には「この木、という御神木はなくて、敷地内にあるすべての木が御神木なんですよ」と返ってきた。

ずっと、ユーカリの木が御神木かと思っていた。それに、ユーカリの木は、隠岐神社創建時に植えられたものではなく、昭和20年代後半に植えられた木だそう。

文化は大事だと、僕は人によく言うけど、歴史を知らないと文化を大事って言っても説得力はない。隠岐神社の森のこと、全然知らなかったし、すべてが御神木かと思うと凄まじい領域のような気がするし、木を一本一本見ながら、静かに呼吸だけして、耳を研ぎ澄ませながら歩きたくなる。

実際にそうやって歩いてみると、御神木をそのようにした意味が、少しわかった気がした。


夕方、新聞記者から電話があり、簡単に取材を受けた。話していてびっくりしたのがその記者、僕が初めて展覧会をしたニコンの展示のときに取材をしてくれた人で、相手も僕を覚えていて、僕も相手を覚えていた。

8年ぶりの取材だった。僕とその人は、8年前の取材の時の記憶しかないから、今日の電話でも8年前の話を話した。今回の件と8年前の件は全然別件だったけど、話が逸れてからが楽しかった。


明日から出張だ。

・12/11ぐるぐる季節を巡らナイト@東京(空席あり)
・12/12ふるさとワーホリ説明会@東京(満員御礼)
・12/14ふるさとワーホリ説明会@大阪(空席あり?)
・12/14第5回離島ワーホリ同窓会@大阪(調整可能?)

イベントや説明会や同窓会や打ち合わせで都市部へ行きます。会える時に、会いましょう。

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