diary

コーヒーの味

仕事の日は一日中、ひたすらコーヒーを飲みながらパソコンをしている。コーヒーの味はなんでもよく、あったかいコーヒーであることだけが唯一のこだわりで、それ以外は本当にない。少し体調が悪いときは、お湯を飲みながらパソコンをしているくらい、それくらいに口が寂しい状態と闘いながら、というか口が寂しい状態が常態化してしまっている。どんどん自分のなかでコーヒーの価値が下がっていく。そんな日常において、ふと、忘れていた感覚を思い出すきっかけがあった。

朝ごはんはいつもソイジョイ(ブルーベリー)と野菜生活で済ますガサツな生活を送っているけれど、今朝はちゃんとした、というかいつもより贅沢な朝食を食べて、食後に豆を挽いてコーヒーを入れて、ソファに座って海を見ながらそのコーヒーを飲んだ。オイル分もうっすらあり、コーヒーを美味しいと思った。

なんでもそう。ふと、いつもやっていることを丁寧に時間をかけてみることで、忘れてしまっていた価値を思い出すような感覚に触れることができる。良い朝だった。優しい時間が流れていた。

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