diary

10年越しにグァムの写真を整理した。

まだ6時にもなっていないときに、枕元でiPhoneが震えて、それで目が覚めた。親父からlineが来ていて、何事だろうと思ったら、日本を代表する写真家・奈良原一高が死去した、という知らせだった。

https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21205

奈良原さんは、島根にも縁のある写真家で、島根県立美術館に行けば必ずと言っていいほど常設展で見ることができる写真家だった。そういう扱いを受けていた。だから、意図して見に行ったわけではないけれど、どこか記憶の片隅に、きちんとした記憶ではなく、でも見たことがある写真のような、そんな印象があった。

須田一政も奈良原一高も死去した。もう生まれる写真はないけれど、でも写真は消えない。


デジタルデトックスの勢いは、携帯を変えるだけにとどまらず(まだ変更できてないけど)、形を変えて様々な部分でデトックスというか、整理整頓の波が押し寄せている。

Googleドライブの好きに散らかったファイルの整理がしたくなっているし、Macの中のデータも整理したい。そんななか、ツイッターのフォローアカウントの整理も絶賛行っていて、1000を超えていたフォローの数も、半分まで減らした。

写真関係のアカウントをなるべく残して、観光関係やウェブやライター、多拠点居住、複業といった、いわゆる観光協会の仕事で知ったいろんな趣味興味のアカウントは、ほとんどフォローを外した。そして今も随時、外していっている。そうして、写真のことが多く流れるようになったタイムラインが、写真をやる気にさせた。


写真のことがどんどんできなくなって来てるな、と環境のせいにしていたけれど、自分から写真を遠ざけたのは、自分だったんだな、と思った。


揺れに揺れたフェリーの中で、10年以上も前のグアムの写真を整理できた。

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