BBQをして花火をして、学生たちの若いエネルギーに引っ張られて、楽しい楽しい夜だった。BBQも花火も、今年最後になるのかなぁなんて思いながら、花火が燃え尽きるのを眺めていた。花火の火やその火薬の匂いには儚さや切なさが詰まっていて、線香花火なんて落ちると同時に夏が終わるような、と言ったら大袈裟だけれど、その時はそんなこと思わないけれど、振り返ってみたときにはいつもそんなふうに思う。花火はいつも、切ないのが良い。
ギンギンギラギラの夏をいつも待ちわびているはずなのに、いざ夏が始まってみると、ギンギンギラギラだった夏なんて、一度も無いかもしれない。