diary

便利な肩書き

セントラル亭でオムライスを注文したら、ケチャップで「複業」と書かれて出てきた。嬉しい。嬉しいけれど、食べづらい。僕がオムライスを注文すると、スタッフが好意で「複業」とケチャップで文字を書いてくれるわけで、これはつまり、僕の特徴をイメージして書いてくれたということで、スタッフの僕に対するイメージは「複業」なわけだ。イメージがある、というのが嬉しい。

今まで写真家で海士町観光協会でマルチワーカーで漁師でホテルマンで、とさまざまな肩書きと呼ばれ方をしてきたけれど、そうすると今はそれが「複業」で、複業という言葉がすべてを包括しているので、自分の説明が随分簡単になってよかった、と思った。


自分が何者であるかを他人に説明することの煩わしさから、少し開放された気がした。

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