diary

直進と書いて、まっすぐと読む。

現在、シェアハウスに住んでいるが、そのシェアハウスに株式会社海士のインターンで大学生ひとりが、2週間近く滞在していた。何事もなければ明日帰る予定だったけれど、台風が近づいてきたので明日のフェリーが欠航の恐れがあったため、その大学生は急遽、今日帰ることになったのだった。

予定が天気に合わせて変わるのは、離島ではよくあること。飛行機も隣の島へ行かないと無いし、隣の島と道路で繋がっているわけでもないので、行動するならなにかしら船に乗る必要がある。が、その船が欠航するとなると身動きがとれなくなるので、前倒しして動くか、あるいは予定そのものを変更するかの判断を余儀なくされる。

その大学生は、予定は変えず、前倒しして動く判断をした。


大学生の名前は「直進」と書いて「まっすぐ」と読む。僕は32年生きてきて、初めて出会う名前だった。

まっすぐさんが、フェリーに乗るまでの時間で、たまたまレインボービーチで黄昏ているのを見つけて、その姿があまりにもフォトジェニックだったので激写した。やってはならぬ盗撮をやってしまったか…と思ったけれど、撮った写真を拡大して見たらばっちりと、名前の通りまっすぐに彼はこっちを見ていた。

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