diary

2020/6/7

期待していたことがまったく思い通りにならず、無残に、哀れに、今世紀最大のテンパった醜態を晒した一日だった。我ながら、自分が可哀想だった。ドローンを久しぶりに飛ばそうと意気込んだものの、すべてがうまく行かなかった。裏目に出る、とはまさにこのこと。やることなすこと、まったくいい方向へ行かなかった。心配とかそういう何か、思いやりの感情をふっ飛ばすほどの衝撃に、磯田さんも藤尾も、山斗さんも突発的に大爆笑していた。


山斗さんが帰り際、あまりにも惨めで可哀想だから、と、キンキンに冷えたビールを奢ってくれた。

家に帰ってから僕は、部屋の明かりを付けずに外から入ってくる静かな光を見つめながら、キンキンに冷えたビールを飲んだ。

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