diary

2020.2.2 鬼海弘雄と金村修

昨晩はランナー中島と二人で、アンコウ鍋を食した。

10キロ近くあったアンコウの肝を、丁寧に処理して、生のまま、塩とごま油で食べた。この美味しさを的確に表現する言葉が見つからないくらいに、美味しかった。冬のブリにも勝るとも劣らない。幸せだった。噛み締めていた。麒麟一番搾りが脇役になるほどだった。レバー好きとして名を馳せてきた僕が、ここまで唸ることになるとは…。とにかく、衝撃的な美味しさだった。

そのあと、どこで勢いづいたのか、ランナー中島と写真の話で盛り上がった。動画を見ながら、盛り上がった。

そのあと、ランナー中島がお勧めする映画「インサイドルーウィンデイヴィス」を見た。映画の最後の最後に、ボブ・ディランが出てきて、うぉっ!となった。

長い夜だった。


朝、携帯電話をpunkt. mp 02に変えて、初めての朝だった。新しい携帯電話のアラームは、ノルウェーのサウンド・アーティスト、チェーティル・ロスト・ニルセンが手掛けたリアルな鶏の泣き声だった。目覚めたとき爽やかな、朝のような気がした。

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