diary

飛行機の窓際の席

そんなつもりはなかったけど、気づけば深酒していた。チサンホテルの横のローソンでビールを買ったのが間違いだった。テレビをつけたまま、灯りをつけたまま寝ていた。だけど、駅まで10分、駅から空港までは20分だから、30分もあれば空港まで着く、という距離感が、朝を少し豊かにした。ゆっくり身支度できた。


飛行機は窓際の席を予約していたから、乗る前からワクワクしていた。飛行機は、飛び立つときと降り立つ時が、一番外の景色が気になる。それなのに、疲れがでたのか、飛行機がふわっと浮き上がる瞬間にはすでに眠りに落ちていて、途中チラッと目が覚めて写真を撮ったものの、富士山は逆の窓際の席だったし、まあ今日はそういう日(運がない日)だな、みたいなことを考えていたと思うが、また眠りに落ちていた。飛行機が降り立った時の振動にビクっとして目が覚めた。


お昼ご飯は、境港の回転寿司を食べた。ここの回転寿司は、回転寿司と言いながらレールに寿司が回転していないところが特徴だったりする。一度行ったことがある人ならわかると思うが、ネタ紹介の写真だけが回っているときもあったりするくらい、強気のレール上になっている。それゆえに回転寿司の偶然性がないのは残念だが、手ごろな値段で好きな寿司が食べれるわけだ。僕は今日は、なぜか1500円分も回転寿司を食べてしまった。「イトヨリダイの炙り」が絶妙だった。


朝出発しても結局島に着くのは夕方だ。フェリーではちょっとパソコンをして、さくっと眠りに落ちてしまい、気付いたら黄昏時だった。デッキに出て、ノビと深呼吸をした。

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