diary

クロスバイクで出勤した朝

ランナー中島に触発されて、ランニングとまでは行かないが、自転車で崎地区から出勤した。出勤したらもちろんそのあとは仕事なので、

・汗をかかない
・遅刻しない

ということを意識しながら、出発した。

車で20分の道のり、ランナー中島はゆっくり走って60分だから、まあ、余裕をもって1時間半かけても大丈夫なように、出発した。

汗をかかないということを意識していたから、登り坂はなるべく押して歩いた。押して歩いてるとき、なんで汗をかかないことを意識しながら自転車乗ってるんだろう、車で良くないか?というツッコミを自分で入れつつ、車では見過ごしてしまうような景色に触れながら、朝の風に吹かれていた。

だがしかし、問題は起こるものだ。汗をかかないはずの計画だったのに、登り坂を押して歩いてるだけで汗が止まらない。息切れ、動悸なんて出発して最初の登り坂で発症した。三井寿ばりに「体力ねえなぁ」とぼやきながら、最初の登り坂をお登り切って、ようやく訪れた下り坂に気持ちをときめかせてすぅーっとくだったあとにまた登り坂がきたときには、もう引き返す選択肢は失われていた。

道の途中ですでに、明日は車で出勤しようと、硬く心に決めた。

道の途中ですでに、用意した1リットルのお茶は飲み干した。

結局60分程度で事務所に着いた。遅刻はしなかったけど、汗は事務所に着いてからも止まらず、膝はガクガク、太腿はピクピク、動悸息切れはなかなか治らず、明日は車で出勤しようと、さらに硬く心に決めた。道中に様々な景色に出会ったことなど、忘却の彼方へ行っていた。

継続は力なりとは良くいうが、力がないと継続もできねえよ、というぶつけようのない苛立ちが、身体の疲労にさらに重くのしかかった。


波多事務局長が、プリンターの用紙ぎれの状態を「おぉ、プリンターがお腹がすいているね」と言った。


地獄の思いをして出勤したが、問題は、帰りもまた、自転車だということに、帰る前から苦しんでいる。

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