diary

ランプと南天と花瓶

実家からパクってきたランプと、庭から調達してきた南天と、三浦編集長という石見銀山の群言堂のフリーペーパーが、玄関には置いてある。

つい昨日にランプを薫いたから、家は少し、ユーカリの香りが漂っている。

南天が挿してある花瓶は、今年の夏に口の部分が欠けてしまったけれど、これはこれで収まりが良いので、このまま使っている。それにこの花瓶は欠けてしまったときの思い出が残っている。夏に大学生たちが酔っ払って、玄関にもたれかかってそのまま倒して割ってしまったんだ。その時は物が壊れてしまったことにただただ悲しい気持ちになったけど、不思議なもので今は、その思い出が少し暖かい。

ランプもそう言えば、思い出がある。まだ小学生だったころに玄関でこのランプを薫いていて、でもそのころの僕にはユーカリの香りがまだキツくて、なんでこの香りを選んだんだろう…と不思議だった。でも今はわかるような気がする。良い香りなんだ、これは。

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