diary

飛行機から大山を見下ろす。

菱浦から境港、境港から米子空港、米子空港から羽田空港…。

海士町から東京へ行く道中、時間がたっぷりある。いつもなら読書か、居合わせた誰かとひたすら話すか、たまにビールを飲んで寝たりする。今日は、ひたすらパソコンをしていた。フェリーの中も、バスの中も、飛行機の待ち時間も機内も。

途中、大山に雪が見えて、お!となった。

昨晩は寝るのが1時半と遅かったためにそれほど睡眠がきちんととれていないのに、今日はなぜか眠くならない。朝ごはんも食べてないし、朝の微糖のコーヒーだけで、夕方までパソコンに向かっていた。なぜか、冴えていた。


僕にはちょっと無理だよ、と思うことを依頼されることが、ある。そういうとき、思うことがある。その人は、僕ができると思ってるからお願いしてくれているけれど、僕は僕で自分の限界を自分で設定してしまっているため、できない。だけど、その人からすると、僕ならできる。この差を埋めることができたとき、なにかしらの成長と呼べるような変化があるかもしれないけど、ただ、それによって、変な方向に成長していたら嫌だな、と思う。

「変な方向に成長」っていう言葉を使う時点で、変な方向に成長しているかもしれない。

でも自分の身の丈以上と思うような依頼をされたとき、少なくとも、もっと伸び代あるんだな、とも思う。

今日の飛行機は、フェリーよりもよく揺れる。


夜は神田でイベントがあった。

緩やかにビールを飲みながら、恒光さんはオンラインで「島食の寺子屋」のことを、僕はそれを中心に生産現場や暮らしについて、話した。

いつもの感じで話ができて、ただそれが良かったのかどうか怪しいけれど、来てくださったお客さんともしっかり話ができて、個人的にはとても良い時間だった。

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