diary

くたびれた顔の後藤さん

七類から菱浦へ向かうフェリーの船内で、後藤さんと出会った。

後藤さんとは深い付き合いはないけど、浅くもない感じがある。会うたびにいつも、うちの店で個展やらない?と持ちかけてくる。あーいいっすねえ、やりますやります、と返答するような会話を、もう数年もしていると思う。もうそろそろ、本当にやりたいと思っている。まあ、やらないけど。

後藤さんは、別府は別府でも西ノ島の別府ではなく、大分の別府に住んでいて、そこで夜カフェ10というお店をやっている。なので、島に住んでいるわけではないのに、でもなぜかよく島で出会う。今回もこんな感じでばったりと出会って、お互いがお互いにめちゃめちゃ興味津々ではないであろう距離感の雑談をした。


光が綺麗だったので後藤さんを写真に撮った。後藤さんって、こんなくたびれた顔だったっけ、と撮った写真を見て思ったけど、今までちゃんと見たこともなかったけれど、記憶を辿るといつもこういう表情だったような気がした。

後藤さんはいつも話を聞いてくれそうな雰囲気が溢れ出てて、そういう雰囲気、欲しいと思った。

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